見当(けんとう)

カラー印刷の際に各色の刷り位置を正確に合わせるための目印のこと。これにより、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)を同じ位置に重ねられる。これによりフルカラーのイメージが紙に再現できる。また両面印刷の際に、表と裏の印刷位置を合わせる役割も果たす。

言葉の由来
江戸時代の錦絵などの多色刷り木版画では、版木の下隅と中央隅にカギ型の印を彫り、紙の端をそこに合わせることで各色を同じ位置に重ねていた。この印を「見当」と呼び、現代の印刷用語にも受け継がれている。

見当ズレが起きるとどうなる?
見当ズレとは見当が合っていないこと。版ズレともいう。発生すると以下のような問題が起きる。

○ 画像や文字がぶれたり、ぼやけて見える

○ 絵柄の端などに各色版のズレた跡が目立つ

○ ヌキ合わせのとき、隣り合う色同士の境目に白い隙間ができる

また両面印刷でズレが発生すると、絵柄が切れたり余白やレイアウトのバランスが崩れ、印刷物の仕上がりが悪くなる。

見当ズレの原因
刷版のズレ、印刷機の動きのタイミング、用紙の伸縮や位置ズレ、インクや水の量、気温や湿度の影響などさまざまな原因がある。

見当を合わせるために……
版の位置合わせの精度を高めるために、「トンボ」と呼ばれる目印が使われる。そのため、「見当合わせ」を「トンボ合わせ」と呼ぶこともある。各工程で見当を確認するためにも、印刷物の入稿データには絵柄の外側にトンボを入れることが必須となる。

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