印刷インキと言っても、私達がよく目にするカタログなど紙に印刷するインキから、食品に直に印刷を施すためのインキ、屋外に用いる紫外線に強いインキと種類は用途よって様々です。
ここでは、主に使用されるインキの種類と用途をご紹介します。
■グラビアインキ
グラビア印刷に特化したインキの一種で、流動性、密着性に優れています。 顔料、溶剤などの添加剤を混合して作られており、食品パッケージ、広告印刷、書籍などに広く使用されており、色再現性と鮮明な画像を実現し、耐久性と耐磨耗性にも優れています。
■オフセットインキ
水と油との反発特性を利用し、版面上の画像や文字にいったんインキを付着させ、紙などへ移し取る印刷様式の一般的なインキです。 私達が一番目にする紙への印刷物(教科書/書籍/雑誌/ポスター/カレンダー/カタログ/シール・ラベル等)など幅広い用途に使用されています。
■スクリーンインキ
スクリーン印刷の特徴を活かし、布、プラスチック、ガラス、金属などの様々な材質のほか、粗雑面(凹凸した面)、曲面、堅い面など様々なサイズや形状のものにも印刷可能ですので、工業製品や家電製品、生活用品などに幅広く利用されています。
■フレキソインキ
一般的に粘度の非常に低い液状インキで、水性又はアルコール性が主流です。ダンボール・フィルム・布・紙オムツバックシートなど表面が平らで滑らかではない素材や、伸縮性素材にも高い印刷再現性を発揮します。