線数とは印刷物の網点(ドット)の密度を指す重要な概念です。1インチ(約25.4mm)に網点が何個入るかをさし、単位は[lpi(line per inch)]または[線]と表します。数値が高いほど網点が細かくなり印刷物の解像度が高くなります。一般的なカラー印刷物では175線が使用されています。
また、線数は印刷用紙によって変わるため、用紙の特徴を考慮して決める必要があります。
- 新聞:60~80線
- 書籍・雑誌など1~2色刷(上質紙など):100~150線
- カタログ・写真雑誌などのカラー印刷(コート紙など):150~200線
そして、画像の取り込み作業時等、画像解像度を決める際にも出力線数を踏まえて決めます。一般的にカラー印刷物の場合「画像解像度は出力線数の2倍程度必要」と言われているので、175線の2倍、350dpiの解像度が必要となってきます。