Illustratorのアピアランス

Adobe Illustratorの「アピアランス」は、オブジェクトに適用される視覚的なスタイルやエフェクトを管理する機能です。これにより、オブジェクトの見た目をレイヤーのように複数のスタイルでカスタマイズでき、1つのオブジェクトに対して「線」「塗り」「効果」「不透明度」の4つの属性をコントロールすることが可能です。

アピアランスの使い方

  1. アピアランスパネル: Illustratorの「ウィンドウ」メニューから「アピアランス」を選択して、アピアランスパネルを表示します。このパネルでオブジェクトのすべてのスタイル(塗り、線、エフェクト)を管理できます。
  2. 新しい塗りや線の追加: アピアランスパネルで「新規塗りを追加」や「新規線を追加」をクリックすると、オブジェクトに新しい塗りや線を追加できます。これらはスタックされ、下のスタイルから上に向かって順番に適用されます。
  3. エフェクトの適用: パネル内で塗りや線を選択し、「エフェクト」メニューから希望するエフェクト(ドロップシャドウ、ぼかし、変形など)を選んで適用します。
  4. レイヤー順序の調整: アピアランスパネル内で塗りや線、エフェクトの順序をドラッグして変更することができます。これにより、オブジェクトの見た目を自在にコントロールできます。

アピアランスのメリット

  • 効率的なデザイン作業: 1つのオブジェクトに複数のスタイルを簡単に適用できるため、作業効率が大幅に向上します。
  • 柔軟性: オブジェクトの形状や内容を変えずに、視覚効果のみを調整できるため、デザインの柔軟性が高まります。
  • 一貫性: グラフィックスタイルとしてアピアランスを保存しておくことで、他のオブジェクトにも簡単に同じスタイルを適用し、デザインに一貫性を持たせることができます。

Illustratorのアピアランスを活用することで、より豊かで複雑なデザインを効率よく作成することができます。

※関連 アピアランスの分割

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