ノンブル

「ノンブル(Numéro)」とは、冊子や本などのページの番号を指す言葉です。フランス語の「Numéro(数字)」が語源で、日本では印刷や出版業界で広く使われています。ノンブルは、読者がページを探しやすくしたり、ページ順序を確認したりするために不可欠な要素です。

ノンブルの配置と役割

  1. 配置: ノンブルは通常、ページの上部または下部の中央や隅に配置されます。配置のスタイルや場所はデザインによって異なりますが、一般的には見やすい位置に設定されます。雑誌や本のデザインによっては、奇数ページ(右ページ)は右下、偶数ページ(左ページ)は左下に配置されることが多いです。
  2. 役割:
    • 読者のガイド: ページ番号があることで、読者は特定の内容を簡単に見つけることができます。目次と連動している場合もあり、特定の章やセクションを探す際に役立ちます。
    • 印刷・製本工程の管理: 印刷や製本の過程でページが正しく並んでいるかを確認するための指標としても使用されます。
    • ページ数の確認: 総ページ数を確認することで、コンテンツのボリュームや構成を把握するのに役立ちます。

デザインの工夫

ノンブルは機能的な要素であると同時に、デザインの一部としても重要です。例えば、シンプルなデザインの本では、ノンブルもシンプルに配置されることが多いですが、デザインにこだわった雑誌やアートブックでは、ノンブルのデザインや配置が個性的であることがあります。

特別な配置

場合によっては、ノンブルが意図的にページの一部に隠されていたり、デザインの一部として見えにくく工夫されていることもあります。例えば、見開きページのデザインが優先される場合や、写真やイラストがページ全体に広がっている場合などです。

ノンブルは単にページ番号を示すだけでなく、全体のデザインやレイアウトの一部として機能しています。

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