RIP処理の注意点

RIP (raster image processor) とは、印刷用データへの変換と考えるとわかりやすいかもしれません。
現在は PDF での入稿が主になっています。このデータを確認、適正に修正した後に出力をします。印刷用 PDF 形式で保存しても、予期せず特色データを残してしまった等のトラブルの確認にも活用できます。
もちろん CMYK で制作していれば問題ありません。そう考えると最終データとは RIP 処理後のデータと言えるかもしれません。

RIP 処理したデータだけでは印刷することはできません。
印刷機にかける準備として、頁折を考えてから版面設計をおこないます。
単頁 PDF を版面に貼り込んだ後に、コート紙( DDCP)にプリントをします。
ここで本当の最終確認になります。このコート紙は印刷機とのカラーマッチングをおこなっていることが条件になります。なぜなら文字だけでなく色味の確認もここでおこなうからです。

印刷機で刷る前に色の確認ができるのか?と疑問をもたれるかと思いますが、
プルーフ機と印刷機のカラーマッチングをとっていますので、印刷原理の違いによる極僅かな違いはあるにせよ、印刷機の色味を再現した状態で確認することができます。
他にも、製本時の頁位置の確認等を行います。以上の確認後に CTP 出力を行います。
CTP の出力時には各印刷機に合わせたセッティングをしてありますので、上記で説明のとおりプルーフと同じイメージどおりの印刷に仕上がります。

〚kawa〛

おすすめ記事
Reccomend

更新情報
Topics

X新しい投稿しました!

コラム「モアレの原因と対策」をアップしました。

コラム「RIP処理の注意点」をアップしました。

コラム「Adobe InDesignってどんなソフト?」をアップしました。