片観音 (かたかんのん) 折り は、三つ折りの一種です。
一枚の紙を三つの面に分け、端の一面を内側に折り、もう反対側の端の面を被せるように折る折り方です。「巻き三つ折り」とも呼ばれます。
三面すべてを同じ幅で三つ折りにすると紙の厚さによってズレが生じてしまうので、内側に入り込む面を2~3mm小さい幅で作成する必要があります。
中央から左右対称に開く四つ折りを「観音折り(両観音折り)」と呼ぶのに対して、この三つ折りは、紙を開く際に片側を開けることになるので、「片観音折り」と呼ばれています。
紙を重ねるので、折れ曲がりにくくなる等、丈夫であることも特徴のひとつです。
片観音折りを使用すると、コンパクトな形状になるため、スペースを使わずに陳列したり、持ち運びがしやすいといったメリットがあります。