背丁とは、折丁の背に印刷される文字のことで、品名、折名などが刷り込まれます。
製本工場は多くの印刷物、出版物が集まるため、類似した異なる書物の折丁が間違って混ざらないように背丁を入れて商品を判別しています。
背丁は、主にアジロ綴じや無線綴じの書物の折丁に入ります。中綴じは背が見えてしまうため背丁を入れることはありません。
また背丁と一緒に、●や■などの記号を高さ違いに背に入れ、折丁を正しい順番に並べると階段状に記号が並ぶようにして乱丁や落丁を防ぐ「背標」も施されます。多くの場合、この背標も含めて「背丁」と呼んでいます。