HSBは、色相 (Hue)、彩度 (Saturation)、明度 (Brightness) の3つの要素からなるカラーモデルです。色を視覚的に理解しやすくするために設計されており、特にデザインや印刷の分野で広く利用されています。
色相 (Hue):色の種類を示す要素で、色相環(色相の輪)として表示されます。0度から360度の範囲で色が表されます。
彩度 (Saturation):色の鮮やかさの度合いを示します。数値が低いと彩度が低く(灰色に近い)、数値が高いと彩度が高くなります(鮮やかになります)。
明度 (Brightness):色の明るさの度合いを示します。数値が低いと暗く、高いと明るくなります。
RGBカラーとの比較:RGBカラーがRed(赤)、Green(緑)、Blue(青)の色数値を少しずつ調整して色を作るイメージだとすると、HSBカラーは色鉛筆を輪の形に並べて、好きな色を選び、色の鮮やかさや明るさを調整するイメージです。HSBのほうが直感的で、人にやさしい設計になっています。
具体例:HSBでは、色相、彩度、明度の3つのパラメータを組み合わせて色を表現します。例えば、白は (0, 0, 100) で表されます。