完全データ入稿とは、印刷会社に印刷用のデータを完全に準備して渡すことを指します。
データが印刷に適した状態であり、追加の修正や調整が不要であることが求められます。
完全データ入稿の要素
- 適切なフォーマット:印刷会社が指定するデータ形式(通常はPDF等)で準備します。
- カラーモードの確認:CMYKカラーに変換しておくことで、色の再現性を確保します。
- 解像度の確認:印刷に適した解像度(通常は350dpi)で画像を準備します。
- フォントの埋め込み:使用するフォントを埋め込むか、アウトライン化します。
- トンボと塗り足し:裁断時のズレを防ぐためトンボと塗り足し(3mm)を設定します。
完全データ入稿の利点
- 効率的な印刷プロセス:追加の修正が不要なため、スムーズに印刷が進みます。
- 品質の確保:入稿前にデータをしっかり確認することで、印刷物の品質を高めます。
- コスト削減:印刷業者での追加作業が減り、コスト削減につながります。